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始めよう! インバウンドプロモーションvol.5【改善】編

2019年10月08日 (火)

Written by JNTO

2020年の訪日外国人旅行者4,000万人という目標を掲げる中、2018年には3,000万人を突破。インバウンド施策に積極的に取り組もうとする一方で、なにから始めて良いのかわからないといったお声をいただくことも多くあります。そこでJNTOでは、これからインバウンドに取り組む皆様に向けて、インバウンドプロモーションのスタートから実施、改善までを簡潔にまとめた「始めよう! インバウンドプロモーション」を連載します。この記事では、実施後に効果を検証し、次のアクションへつながる際に役立つ「vol.5【改善】」編を紹介します。

目次

【ポイント】どこから改善すればいい?

初めから完璧なインバウンド施策はできません。訪日外国人旅行者の様子を観察したり、実施中の施策を振り返ったりしながら、改善を続けることが大切です。

訪日外国人旅行者が困っていることを解決

vol.3「受け入れ編」でも触れた、訪日外国人旅行者が困っていることを参考に、ひとつずつ解決していくことが改善につながります。

たとえば、多言語対応が不足しているのなら、Webサイトや案内板、飲食店のメニューをまずは英語対応してみます。対応後は、訪日外国人旅行者へのアピールのためにWebサイトやパンフレットに記載してみましょう。

施策を振り返り、アイデアを出していく

現状の施策を振り返りながら、アイデアを出していくことも大切です。関係者や地域の方を集めて、意見交換を行っている例もあります。「外国人にとって大きな魅力である国立公園をもっとアピールしたらどうか」「日帰りと宿泊とではお金の落とし方が圧倒的に違う。早朝でないと見ることができないもの、朝しか体験できないものをもっと売り出してはどうか」など、さまざまなアイデアが出ています。

【事例】他の地域の取り組みを知りたい

すでにインバウンドプロモーションに取り組んでいる地域では、検証を行い改善のアクションにつなげているケースもあります。

他の自治体や企業とどう連携すれば?

共通認識を共有する場を作る

一般社団法人 秩父地域おもてなし観光公社では、インバウンドに関わる全員がインバウンドの知識を効率よく共有するための仕組みとして、「インバウンド政策コア会議」を立ち上げました。会議の特徴は、行政だけでなく民間事業者を巻き込んでいることです。移り変わりの早いインバウンドの中で、自治体だけで施策に取り組むには限界があり、最新事情に通じた民間事業者の知恵とリソースをうまく取り込もうという発想があります。

海外プロモーションの成果が出ない

訪日外国人旅行者へ情報発信

山陰地域は魅力的な観光資源は多いものの、知名度不足で誘客へなかなかつながりませんでした。一般社団法人 山陰インバウンド機構では、羽田空港からの国内線が就航している空港、関西圏および山陽地域とつながるJRの駅、高速バス路線などをゲートウェイに見立てて「すでに日本に来訪している外国人を山陰に呼び込む」戦略に転換。航空会社やJR、観光案内所のWebサイトを入口に、山陰のWebサイトへ誘導する仕組みを作りました。

海外プロモーションの成果がでない

話題を集める仕掛けを作る

佐賀県は訪日外国人旅行者にとって知名度が高いとはいえない地域です。そこで取り組んだのは、タイをターゲットにしたロケツーリズム。話題になりやすく効率的なプロモーションができ、うまくいけば短期間で成果が表れるメリットがあります。一方で、一時のブームで終わりやすく、継続して来てもらうための取り組みも重要です。ロケ地めぐり目的のタイ人が急増した佐賀県では、引き続きタイへ営業をかけ新しい作品の誘致に成功しています。

もっと効果的にプロモーションをしたい

国、エリアではなくテーマ

世界遺産「熊野古道」という強力なコンテンツがある田辺市。田辺市熊野ツーリズムビューローでは熊野古道を巡礼というテーマで捉え、熊野の魅力を理解してくれる上質な旅行者に向けて効果的に情報発信しています。その結果、ここ数年の田辺市の訪日外国人旅行者数は地域のキャパシティに対し理想的な数で推移。また2010年にスタートした旅行業の売り上げが順調に伸び、新しい事業展開へ広がるという好循環を生んでいます。

もっと効果的にプロモーションをしたい

外国人目線を活用

福島県は、東日本大震災の風評がインバウンドの大きな壁になっていました。そこで、東京から外国人を引き込むことを目的に周遊ルート「ダイヤモンドルート」を作成。地名ではなくブランド名を前面に押し出してプロモーションを展開しました。特に外国人クリエイターが手がけたプロモーション動画は世界中に広がり訪日外国人旅行者数が回復。さらに歴史・サムライという資源を発掘し、新しいコンテンツ「サムライスピリットツーリズム」が生まれました。

 

今回は実施後に効果を検証し、次のアクションへつながる際に役立つ「vol.5【改善】」編をご紹介しました。ぜひ皆様の地域のインバウンド施策へお役立てください。

●始めよう! インバウンドプロモーション
vol.1【インバウンドとは】
vol.2【準備】
vol.3【受け入れ】
vol.4【プロモーション】
vol.5【改善】

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