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始めよう! インバウンドプロモーションvol.2【準備】編

2019年09月27日 (金)

Written by JNTO

2020年の訪日外国人旅行者4,000万人という目標を掲げる中、2018年には3,000万人を突破。インバウンド施策に積極的に取り組もうとする一方で、なにから始めて良いのかわからないといったお声をいただくことも多くあります。そこでJNTOでは、これからインバウンドに取り組む皆様に向けて、インバウンドプロモーションのスタートから実施、改善までを簡潔にまとめた「始めよう! インバウンドプロモーション」を連載します。この記事では、インバウンドプロモーションの実施前に知っておきたい、観光資源発掘やターゲット設定についてわかる「vol.2【準備】」編を紹介します。

目次

【準備の前に】まずは、なにを知っておくべき?

観光資源の見直しやターゲットの設定といった準備に入る前に、まずは知っていただきたいことをお伝えします。

世界中の観光地から選ばれる地域へ

旅行先を考える外国人は、世界中の観光地を比較しています。そのため、世界中で「ここでしか見られないこと、できないこと」を発掘することが地域にとって大切です。

【観光資源】どうやって見つける?

自分たちは当たり前に思っていても、外国人には魅力的なこともあります。地域の観光資源をもう一度見直してみましょう。

外国人から見た魅力を

まずは地域の歴史、文化、人物、自然、建築、町並み、食、体験、サービスを、外国人の目線で見直してみましょう。たとえば、山形県中津川地区の雪下ろしは、地元の人にとっては毎日の大変な作業かもしれませんが、初めての外国人にとってはおもしろい体験としてとらえられています。

自分たちの日常の暮らしや、場所、もの、受け継いできたものを、観光資源を発掘するという視点で改めて見てみましょう。

【訪日外国人旅行者の把握】どんな人が来ている?

地域へ来ている訪日外国人旅行者の国籍は? どんな手段でやってきた? 現状を把握することで、地域の魅力を見つけるヒントにつながります。

旅行形態、交通手段、宿泊地などを調査

地域へ来ている訪日外国人旅行者を把握するために、まずは国籍や訪日経験、訪日滞在期間、入国空港、交通手段、宿泊地、旅行形態(個人、団体)を調べてみましょう。

JNTOの日本の観光統計データを活用

最新の訪日外客数、都道府県別訪問率、旅行消費額など、訪日外国人旅行者に関するデータを掲載しているWebサイト「日本の観光統計データ」。年、国・地域、訪日目的などを自由にカスタマイズして、グラフや表を作成し、ダウンロードすることができます。

また、各国・地域別の外国人訪問者数や日本人訪問者数の推移など、世界のインバウンド動向がわかるデータも掲載しています。

【ターゲット設定】だれを対象にすればいい?

インバウンドプロモーションを実施するためには、ターゲットの設定が不可欠です。訪日外国人旅行者の特徴をいくつかご紹介します。

訪日前に期待することは日本食が圧倒的

観光庁が実施する訪日外国人消費動向調査(2018年)では、訪日外国人旅行者へ訪日前に最も期待していたことを単一回答で尋ねたところ「日本食をたべること」という回答が27.9%で最多となりました。

その他には、自然・景勝地観光やショッピング、温泉入浴などが人気です。

欧米豪旅行者が求める日本食体験

前述の訪日外国人消費動向調査(2018年)では、訪日前に期待することの多くは日本食でした。

JNTOの自主調査によると、欧米豪旅行者の言う日本食体験とは人気の料理のために旅先を決めるのではなく、訪れた土地ごとの食を楽しむことでした。人気の食コンテンツを持たない地域でも、日本食で訪日外国人旅行者を呼び込める可能性があります。

ターゲット設定は訪日外国人旅行者とのマッチが大切

地域の保有する観光資源と、各市場の訪日外国人旅行者が求める観光資源とのマッチングが、ターゲット設定のポイントです。

また、地域の位置、アクセス方法、訪日外国人旅行者の旅行日数等から見た「地方旅行に対する制約」の観点からのマッチングも検討が求められます。

 

今回は、観光資源発掘やターゲット設定についてわかる「vol.2【準備】」編をご紹介しました。次回は「vol.3【受け入れ】」編をお届けします。

●始めよう! インバウンドプロモーション
vol.1【インバウンドとは】
vol.2【準備】
vol.3【受け入れ】
vol.4【プロモーション】
vol.5【改善】

もっと知りたい人は! -地域の取り組み事例を紹介

インバウンドの強力なサポーターJNTOを有効活用

プロモーションの準備や実行を進めていくと、いろいろな課題も出てくるはずです。JNTOでは、インバウンドに関する各種データや取り組み事例などを当地域インバウンド促進サイトを通じて発信していますのでご活用ください。

たとえば以下のような参考になる取り組み事例もご紹介しています。

ターゲットを明確にしてプロモーション展開

高千穂町観光協会は2017年に設立されたDMOで、「どんな国・エリアがターゲットになり得るか」を知るために地道なアンケート調査に取り組みました。また、外国人の心理・行動のプロセスを理解するために「カスタマー・ジャーニー・マップ」も活用。今後、ターゲットを明確化してプロモーション展開していくことを目指しています。

ファムトリップを始めの一歩に

木曽おんたけ観光局は、海外のエージェントを対象にしたファムトリップを実施。旅のプロの視察を通して、木曽のコンテンツやサービスのレベルアップが図れるうえに、取り組み次第では実際の誘客も期待できるため、ファムトリップはインバウンドの最初の一歩として有効な手段と考えています。

 

 

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