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高千穂観光からオフシーズンを無くす!高千穂観光マーケティング委員会の挑戦

2019年02月07日 (木)

Written by JNTO

高千穂のインバウンド施策を盛り上げるため、2018年夏頃、一般社団法人高千穂観光協会内に事務局を置き、新たなDMO内組織として設立された高千穂マーケティング委員会。
高千穂の宿泊施設を再び活性化させるために、様々な挑戦を行っている有限会社かみのや代表取締役兼、一般社団法人高千穂観光協会 マーケティング委員会 委員長の佐藤 雄二郎様にお話を伺いました。

目次

高千穂観光マーケティング委員会の成り立ちと活動

元々は旅館やホテルを取りまとめていた組織が改変して、DMO組織の一員となった、マーケティング委員会。
設立の目的について、委員長の佐藤氏は、「観光客は年々増えているものの、どうしても12月~2月や6月などは、オフシーズンになってしまっています。そのオフシーズンを無くして、いつでも観光客に足を運び、楽しんでもらいたい、との想いで2018年の夏ごろに設立しました」と語った。

まだ設立したばかりの団体ということもあり、現在の活動は会議主体。主にオフシーズンにどのように観光客を呼ぶのか、高千穂観光にどのような独自性を持たせるかという2つの視点から話し合いを行っている。

「今ある観光コンテンツを更に磨いていくのか、まだ観光コンテンツとして世に出ていないものを新しく商品化するのか、それとも冬場の道路凍結問題を解消して、観光客に足を運んでもらうのか、などといった観点から、オフシーズンをなくすという目標に向けて話し合いを進めています」と佐藤氏は語る。

 

旅館や飲食店の、外国人受け入れ態勢の強化

佐藤氏が運営する旅館「高千穂離れの宿 神隠れ」では、外国人受け入れ態勢を整えるための施策を積極的に行っている。

まず一つは、旅館の従業員に向けた講習会を行い、旅館の中で使う簡単な英会話を教えている。元々どうしても外国人観光客への苦手意識があった従業員たちが、積極的に外国人観光客とコミュニケーションと取れるようになり、またわからない場合でも積極的に話を聞こうとするようになるなどの成果が表れた。

更に、客室にアンケートも設置し、外国人観光客の意見を収集、高千穂町全体のインバウンド施策に役立てるなど、外国人目線の意見を集める活動にも尽力している。外国語のメニューも制作し、日本人だけでなく外国のお客様に向けた旅館づくりへ積極的に取り組んでいる。今後は、高千穂町全体で飲食店やホテルに向けても外国人受け入れ態勢を整備するべく、活動に取り組んでいきたいと佐藤氏は語る。

 

高千穂マーケティング委員会の今後の活動方針

「外国人の方々は写真を見て、「この場所に行ってみたい」と思う方が多いので、まずは高千穂の風景をうまく発信していきたいと考えています」と佐藤氏は語る。高千穂の魅力的な風景を発信する施策として、高千穂峡をライトアップするイベントを毎年実施。元々、高千穂には温泉がないことから、宿泊者数が少ないという問題もあったが、夜にしか楽しめない魅力的なイベントを組み込むことで、宿泊者数の改善にもつなげている。更に、地域住民参加型の高千穂峡ライトアップイベントを企画するなど、町民の方々を巻き込んだイベントの開催にも積極的に取り組んでいる。

「町民や、外国人のお客様が撮った写真を集めて、それをまとめた動画をSNSにアップしたり、海外にPR活動に行く際に使用したりするのも面白そうですね。高千穂マーケティング委員会は、まだ走り始めたばかり。今は、高千穂を観光商品としてブランディングしていくことが大事だと思っています。国内、海外のお客様にまたもう一度、高千穂に目を向けてもらいたいです」と佐藤氏は熱い想いを語った。

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