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アドベンチャートラベルで北海道の更なる魅力を引き出す

2018年08月30日 (木)

Written by JNTO

地域プロモーション連携室では地域と共に訪日インバウンドにおけるプロモーション活動を促進するため、地域での実際の取り組みを見せていただいたり、意見交換を行っています。今回は北海道・札幌近郊で取り組まれているアドベンチャートラベルを見学させていただきました。

大きな可能性を秘めるアドベンチャートラベル

アドベンチャートラベルとは、身体的活動、自然、異文化体験の3要件のうち最低2つを含む旅行形態を指し、例えばトレッキング、ラフティング、野生動物観察などのアクティビティーが含まれます。アドベンチャートラベル旅行者の旅行に対するモチベーションとしては、自分自身の変化や視野を広げることなどが大きな割合を占めているそうです。個人旅行が年々増加するなか、より極め細やかに旅行者のニーズに答えると同時に、地域に根付いた旅行社やツアーオペレーターが地元の受け入れ先と連携して旅をコーディネートしていくことで地域に置ける経済効果も期待されています。

北海道では事業者や関係機関の協力の下、2017年6月に北海道運輸局が事務局となり北海道アドベンチャートラベル協議会(通称HATA[ハタ])が設立されました。今回、北海道運輸局とHATAの構成員である株式会社北海道宝島旅行社のご協力の下、札幌近郊で取り組まれているアドベンチャートラベルの現場を訪問させていただきました。

 

現在進行系で進化するアクティビティー

夏季と冬季で様相が全く異なる北海道。夏季にゴルファーがプレーを楽しむゴルフ場も冬季はプレーできなくなります。新千歳空港近くのゴルフ場やパークゴルフ施設のある公園では、ふんだんにある雪を使った冬季開放により、空港までの移動時間を気にすることなく外国人観光客がスノーアクティビティーを楽しめる環境を提供しています。さらには、これまで季節雇用だった従業員の通年雇用も拡大することが出来たそうです(次回はぜひ冬にお邪魔してスノーアクティビティーを体験しなくては!)

パークゴルフ場

次に伺ったのは白老町・ポロト湖畔。湖畔では2020年4月開館予定の国立アイヌ民族博物館・国立民族共生公園の工事が進んでいます。外国人旅行客に提供されているアイヌ文化紹介のプログラムを体験し、アイヌの衣装を着てイオマンテ(熊送りの儀式)の際の踊りを教えていただきました。昼食にはチセ(アイヌ民族の家)の中で燻して作るサケの燻製や、ヒエご飯、三平汁、ヤマブドウ茶を頂き、デザートには保存食であるお餅を。アイヌ民族はサケのどの部位も余すことなく利用しており、皮で靴も作ることが可能です。自然と共生してきた生活が垣間見えました。

イオマンテ(熊送りの儀式)の様子

サケの燻製、ヒエご飯、三平汁、ヤマブドウ茶

ヤマブドウ

サケの皮でできた靴

温泉地として有名な登別ではネイチャーガイドツアーを体験させていただきました。なんといっても目玉は大湯沼から流れ出る天然温泉の川で出来る足湯。遊歩道の散策で体を動かした後に足湯でリラックスするプログラムは外国人旅行客の方にも人気だそうです。この日も国内外の観光客で賑わっていました。

登別ネイチャーガイド

多くの人でにぎわう足湯

支笏湖ではダイビング・カヤックショップの方と意見交換させていただきました(残念ながら湖には出られず…)。地域での人材育成も大きな課題で、持続可能な観光のためには既存の仕組みを打破するためのアイデアや協力も必要になっています。

今回の現地見学では、軌道に乗ってきたアクティビティーも試行錯誤を経ており、また今も進化中であるという現場の皆様のお話を伺うことが出来ました。アドベンチャーツーリズムを通じてたくさんの外国人旅行客に大自然を持つ北海道ならでは魅力を楽しんでいただけるよう、今後も情報交換を進めてまいります。

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