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沖縄県「KARATE」をフックとした武道ツーリズムの取組み

2018年08月23日 (木)

Written by JNTO

今や全世界に1億人以上いるといわれる空手愛好家をターゲットにした、沖縄県のインバウンド誘致の取組みをご紹介します!

皆さん、突然ですが「空手」発祥の地をご存知でしょうか?
競技者の方はご存知でしょうが…そう、沖縄です!
今日は、今や全世界に1億人以上いるといわれる空手愛好家をターゲットにした、沖縄県のインバウンド誘致の取組みをご紹介します。

私の所属する地域プロモーション連携室では、今年度、インバウンド誘致についての研修会を日本各地で実施しております。10月には沖縄県豊見城(トミグスクと読みます!)市での開催が予定されており、打ち合わせと併せて、会場となる「沖縄空手会館」を訪れました。

沖縄空手会館は空手文化発信の中心地として、昨年オープンしたばかりの施設です。
那覇市の隣り町、豊見城市の丘の上に建っており、那覇の街並みが一望できます。
世界への情報発信を目的にしている施設とのことで、館内の案内標記もしっかり英語併記されています。

世界空手連盟には世界185カ国が加盟し、1億人以上(※1)の愛好者がいると言われております。世界の柔道愛好者が約4000万人(※2)、野球愛好者が約3500万人(※3)ということと比較しても、その人気は伺い知ることができます。

※1. World Karate Federation 2013
※2. International Judo Federation 2015
※3. International Baseball Federation 2012

私が訪れた日はちょうど「第一回沖縄空手国際大会」が開催されており、50の国と地域から約1500人の参加者が集っていました。

大会の公式ホームページとチラシは日本語に加え、英語、フランス語、スペイン語、ロシア語で用意され、会場ではあらゆる言語が飛び交っていました。

こちらは館内にある「空手の樹」。来館者のメッセージボードになっています。近づいてみると、そのほとんどが外国語で書かれており、世界中から沖縄空手会館に訪れていることがわかります。

メッセージを眺めているとしばしば「OSS!」と書かれているものを見かけます。「押忍!」をアルファベットで書くと「OSS!」になるそうで、空手を通して日本語や日本文化も広がっているんだなぁと感慨深く思いました。那覇の市内には、こちらの大会に参加されると思われる方と、そのご家族を多く見かけ、沖縄県のインバウンド誘致にも一役買っていると実感しました。

地域全体で沖縄伝統のKARATEをフックにした観光客誘致を進めるため、シンポジウムも開催したそうです。沖縄の本気度が伺えます。2020年東京オリンピックの正式種目にも採用された空手。競技のみならず沖縄の武道ツーリズムも更に盛り上がりそうです。

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